2021年12月17日

年末年始の営業につきまして

 気が付けば今年もあと半月を切ってしまいました。
昨年よりのコロナの影響もあり、喫茶のお休みが続いてしまい申し訳ございません。
来年には状況をみて、簡易的にでも再開できればと思っております。
また紅茶教室も、少人数で参加できるような企画を考えてみようと思っています。
今年の残りの営業も、精一杯おもてなしいたします。
ご来店お待ち申し上げます。

12月26日:年内最終営業日
12月27日〜1月11日:冬季休業
1月12日:通常営業再開


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2021年08月30日

ネパール2ndフラッシュ 4種入荷しました

 ジュンチヤバリ茶園から届きました、新入荷のネパール2ndフラッシュのご案内です。
【一芯二葉webショップ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/】

◆ネパール2ndフラッシュ ジュンチヤバリ茶園
ヒマラヤンロイヤルハンドクラフテッドティップス
Himalayan Royale Handcrafted Tips[HRHT]

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HRHTはジュンチヤバリ茶園の代名詞でもある手揉み紅茶の製法を元とし、新製法で再現、洗練させた紅茶です。
HRHTは、春夏秋冬すべてのシーズンで作られる銘柄ですが、この夏摘みロットはフルーティで軽やかな飲み心地、アロマ感の強い華やかな香りが魅力。
秋冬のコクの強いHRHTは、マイルドでボディが強い反面飲む時の気分によってはやや重く感じることもありますが、夏摘みは強めに入れてもどしっとした重たさは出ず、すっきりライトに飲める良さがあります。
またその軽やかさとふわりと立ち上る花の香りに相性が良く、より華やかさが引き立ちます
本ロットもカップには旬のHRHTならではの芳しい花の様な香気成分で満ち溢れ、幾重にも重なった複雑な香りが堪能できます
またクローナル種で作られるこの紅茶は、花の香りに加え瑞々しい果実香と果実味とも相まって、高貴な印象と気品が漂う艶やかな作品に仕上がっています。
ジュンチヤバリ茶園では、他国から取り入れた様々な製茶技術を独自に昇華し、数多くの銘柄のお茶を作っています。
その中でも一部の稀少ロットを除き最高品質に位置するのがこのHRHT。
その味わいと香りは、”これぞジュンチヤバリ”と思える王道を行く逸品です。

【一芯二葉webショップ販売ページ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/?pid=162932953】

◆ネパール2ndフラッシュ ジュンチヤバリ茶園
ヒマラヤンブーケ
Himalayan Bouquet【HBO】

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ヒマラヤン・ブーケは芳しい花の萎凋香を携えた、フラワリーな香気で満ち溢れる逸品。
やや浅めの発酵を施したすっきりとした飲み心地で、果実味に富んだフルーティな味わいが魅力の可憐なお姫様の様な紅茶です。
HRHTやHSP(ヒマラヤンスプリング)等、他にも花の様な香りを放つ銘柄はありますが、上記した浅めの発酵や萎凋(葉を萎れさせつつ香気成分を引き出す工程)具合により、特に花束の様な鮮やかな香りが広がってゆくのがこのHBOだと思います。
また乾燥のタイミングで焙煎を掛けることにより、甘味とふくよかさを強める部分も特徴的。
焙煎と言ってもほうじ茶の様な露骨さはなく、”ほんのり香ばしい風味”程度に留まっています。
個人的には香りに関してよりも、お茶の甘味が強まり、その華やかな香りと相まって余韻を強め印象的にしてくれる所が魅力的ですね。
この”焙煎”の部分をどう引き出すかでこの紅茶の楽しみ方が変わってきます。
基本的に紅茶は100℃の熱湯で淹れることがお勧めですが、このヒマラヤン・ブーケに関しては、少し温度を落とした熱湯で淹れることで違った表情を見せてくれます。
例えば100℃では甘味が強くキレのある飲み心地で、重厚感のある花の香りと焙煎の香りが楽しめ、95℃では焙煎香は控えめになり、ふわりと広がる花の香りが甘く香るフルーティな紅茶に入ります。
そしてもう一つのお勧めとして、”水出し抽出”があります。
水出しすることで焙煎の風味は一切なくなり、その美しい花の香りだけが抽出されます
また味に関しても渋みや香ばしさが無くなり、一切の曇りの無いフルーティな味わいになります。
よく「高価な紅茶だから水出しするのは勿体ない」と言われることがありますが、熱湯で淹れるのとキャラクタが変わるだけでどちらが上という事はありません。
むしろ高価な紅茶だからこそ水出しにした時に、驚くような入り方をします。
このHBOは特に水出し抽出でも魅力を発揮する紅茶で、その際立つ香りを是非楽しんでいただけたらと思います。
きっとその名に冠するフラワーブーケを思わせる華々しさでティータイムを彩ってくれるでしょう。

【一芯二葉webショップ販売ページ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/?pid=162937945】

◆ネパール2ndフラッシュ ジュンチヤバリ茶園
ヒマラヤンロイヤルルビー
Himalayan Royale Ruby[HRR]

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ヒマラヤンロイヤルルビーは、台湾品種と日本品種を使用したジュンチヤバリ茶園独自の世界的にも珍しいネパールティ。
両国の特長を併せ持った稀有な作品で、日本品種からはほのかに青い風味を感じる爽やかさと、台湾品種からは烏龍茶の様な艶やかな口当たりと優しく甘い花の香りが堪能できます。
この紅茶が生まれたのは、2013年のこと。
当時は今以上に台湾品種、日本品種の育った茶樹がないこともありほんの数百グラムという超々ミニマムロット
この年にローチャンをお招きして一芯二葉でお茶会を開いたのですが、その際特別に数十グラムだけサンプルとしてお持ち下さいました。
当時のHRRは近年のHRRとキャラクタがやや異なり、重発酵且つやや強めの焙煎を施した紅茶で、飲み応えの強い重厚な飲み口と厚みのある甘い花の香りの紅茶でした。
その後様々な試行錯誤を経て、よりフルーティで艶のある紅茶へと昇華してゆきました。
2021年現在でもより良い紅茶にすべく使用品種や製茶方法など研究を重ねており、ロットごとのキャラクタの違いも面白い銘柄です。
本ロットについてですが、両品種ともに渋みがなく艶のあるフル―ティな飲み口
この辺りは台湾の製茶方法である”茶葉に傷を付けない揉捻”が利いています。
発酵度は中程度で、春摘みの様な明確な青味はありませんが、緑茶用に品種改良された日本品種特有の青い”風味”がほのかにあり、軽やか且つ爽やか
また台湾品種からは、余韻に烏龍茶が放つような甘い香りとどことなくチョコっぽさのある香りがスーッと伸びやかに広がってゆきます。
ロイヤルルビーが産みだされて7年の月日が経ちますが、今でも生産量が極めて少なく、この作品もフルロットで1kgのみで、今回はその全量を譲っていただきました。
どうしても高価なお茶になってしまうのですが、その特別な味わいをご堪能いただけますと幸甚です。

【一芯二葉webショップ販売ページ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/?pid=162941389】

◆ネパール2ndフラッシュ ジュンチヤバリ茶園
ヒマラヤンインペリアルブラック
Himalayan Imperial Black[HIB]

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インペリアルブラック(HIB)は、台湾は花蓮縣の蜜香紅茶を元にして作り始めた紅茶
作られ始めた頃はやや粗さを感じる紅茶でしたが、だんだんと洗練され途中には元である蜜香紅茶と見紛う様な作品になり、そこからジュンチヤバリ茶園独自の物へと更に研究を続けます。
そして近年のHIBは、とろりとした蜜の様な味わいの茶葉に強い焙煎を施し、花の様な香りだけでなく、ビターチョコの様な風味を持たせる様になりました。
元々は秋シーズンだけ作られていた銘柄なのですが、数年前より春や夏にも作られるようになり、各々の季節らしいキャラクタを持った紅茶になっています。
春は旨味が強く、秋はコクが強く、そして今回入荷した夏摘みはHRHTなどと同じく軽やかでアロマ感に秀でています。
本ロットは比較的焙煎は控えめで、心地よい香ばしさはあるもののほろ苦さは少なく、柔らかなコクと瑞々しい甘味が相まって非常にマイルドな味わい
ほのかにベリー系のキャラクタも備えており、蜜っぽい甘味とチョコ感と混ざり合うことでブランデーの様な滑らかで芳醇な風味を思わせます。
飲み応えの強さ、甘味、コクからミルクティ向けとしご紹介することも多い銘柄ですが、夏摘みはそのアロマ感を楽しんで貰いたく、特にストレートでもお勧めしたい逸品に仕上がっております。
ケーキ等の洋菓子はもちろん、意外とあんこ系のお菓子と合わせても面白いでしょう。
もちろん重厚なボディはミルクティも格別で、アッサムやルフナとも違った魅惑的な味わいに心満たされるでしょう。

【一芯二葉webショップ販売ページ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/?pid=162939430】
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2021年07月22日

夏季休業のお知らせ

 下記の日程につきまして、夏季休業を頂戴致します。
お客様にはご迷惑おかけいたしますが、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

8月2日(月)〜8月17日(火):夏季休業181108_ジュンチヤバリ茶畑.jpg
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2021年07月09日

臨時休業につきまして

 少々急なご案内になりますが、7月12日(月)に臨時休業を頂戴致します。
お客様にはご迷惑おかけいたしますが、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

7月12日(月):臨時休業
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2021年05月22日

10周年記念ジュンチヤバリ茶園セット 通販発売日について

 先日ご案内致しました『一芯二葉10周年記念ジュンチヤバリ茶園セット』のwebショップでの販売ですが、明日23日(日)12時発売予定です。
年末年始の福袋の様に即完売ではないと思いますが、ご心配な方は発売時間に合わせてご注文いただければと思います。

前回記事:一芯二葉10周年記念ジュンチヤバリ茶園セット
http://isshin-niyo.sblo.jp/article/188679326.html
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2021年05月17日

一芯二葉10周年記念ジュンチヤバリ茶園セット

 ご報告遅くなりましたが、先月の4月23日で一芯二葉も10周年を迎えることが出来ました。
自身でお店を開くのは初めてだったので、正直これ程長く続けられるか不安もありましたが、細々ではあるもののなんとかやって来られました。
これもひとえに皆様方のおかげでございます。
心より御礼申し上げます。
今後もこれまでと変わらず、美味しいお茶と安らぎの時間を皆様方にお届けできるよう努めてゆきたいと思っております。

◆さて、タイトルにもございますが、ささやかながら10周年を記念した紅茶のセットをご用意してみました。
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年末年始の福袋は色々な紅茶を取り揃えましたが、今回は開店当初から一押ししておりますジュンチヤバリ茶園の紅茶のセットになります。
色々なシーズン、銘柄の紅茶がランダムに4〜5点ほど入ったセットです。
どれも旬の味わいで、これからの季節にはアイスティでもお楽しみいただけるかと思います。
発売は店頭では5月20日、webショップでは5月23日を予定しております。
webショップの方は、発売の時間も確定しましたら改めてご案内させていただきます。
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2021年05月13日

ネパール ジュンチヤバリ茶園 5種のご紹介

 新入荷のネパール1sフラッシュ2種と、ご案内遅れましたがオータムナル&ウィンターフラッシュ3種のご紹介です。

◆ネパール1stフラッシュ ヒマラヤンスプリング
Himalayan Spring【HSP】

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ジュンチヤバリ茶園に置いて、1stシーズン最初期の最上の茶葉を用いて作られるのが、このヒマラヤン・スプリング。
最大の特長は、可憐な花束を思わせるフラワリーな香気
また新緑の新芽からくるジューシーな旨味はこのシーズンならでは。
1stらしい浅い発酵で、フレッシュな緑の風味も魅力です。
爽やかながら口当たりはフルーティで、余韻には柑橘やハーバルな風味も楽しめます。
今シーズンのスプリングは、とてもふくよかで甘みが強く、お好みで長蒸らしにして重厚に淹れるのもお勧め。
暑い日にはオンザロックのアイスティの他、水出し紅茶でもスペシャルな味わいを堪能できるでしょう。
水出し紅茶にした場合には、緑の風味は控えめになり、スプリングらしい花の香りだけがぐっと引き立ちます。
飲み応えだっぷりで香り、甘みがしっかりと乗ったアイスティがお好みならオンザロック。
青味が少なく、フルーティで華やかなアイスティがお好みなら水出しがお勧めです。

【一芯二葉webショップ販売ページ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/?pid=159451213】

◆ネパール1stフラッシュ ヒマラヤンホワイト
Himalayan White【HW】

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ヒマラヤン・ホワイトはその年の一番初めの最上の新芽の芯芽で作られるネパール産の『白茶』!。
『白茶』とは茶葉の芯芽(ティップ)だけを使い、発酵、揉捻は行わず、摘んだ茶葉を萎れさせ、その後乾燥させて完成と言う、極めてシンプルな工程で作られるお茶です。
その為、使用する茶葉の品質がダイレクトに味わいに影響します。
ジュンチヤバリ茶園では先述の通り、最上の茶葉でのみ作られています
また芯芽のみで作られる為、極めて生産量の僅かなお茶で、柔らかな甘みと繊細な旨味が堪能できます。
今シーズンのロットはここ数年でも非常に香りが豊かで、ふっくらとした甘い香りと、レモンの様な爽やかな香りが楽しめる上質な作品になっています。
ジュンチヤバリの白茶は、主にフレッシュで青い風味のロットが多いのですが、このロットの様にレモンの様な、花の様な香りのする物は珍しく、且つここまで可憐な香りが吹き抜ける艶やかなロットは初めてかもしれません
こちらのお茶、ティーポットで淹れるのも美味しいですが、蓋碗や耐熱のグラス、お湯飲み等で直接淹れて上澄みの繊細な風味を啜り飲むのも美味です。
また緑茶の様に低温で淹れるのが基本ですが、少量の熱湯をさっと注いでから渋みが出る前に速やかに低温のお湯を加えることで、熱湯からはキレのある爽快な香りが、低温のお湯からはまろやかな甘味が引き出せます。
紅茶とも緑茶共違う特別な味わいを是非ご堪能ください。

【一芯二葉webショップ販売ページ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/?pid=159452122】

◆ネパールウィンターフラッシュ ヒマラヤンブーケ
Himalayan Bouquet【HBO】

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ヒマラヤン・ブーケは芳しい花の萎凋香を携えた、フラワリーな香気で満ち溢れる逸品です。
今回のロットは、秋摘みとしてはやや浅めの発酵で、すっきりとした飲み心地。
またフルーティな果実味に富んだ、可憐なお姫様の様な紅茶です。
通常はやや強めの焙煎を掛けることで、甘味とふくよかさを強めるのが特徴なのですが、今シーズンのロットは軽めの焙煎に留め、甘味とふくよかさは増しつつも、焙煎香は余り感じさせず、華やかな香気が湧き上がる艶やかで凛とした作品に仕上がりました。
この華やか系のブーケは結構珍しく、あっても香りや甘味が一声足りなかったりで見送ることが多いのですが、このロットに関しては華やかさとふくよかな甘みが共に際立った、最高の作品に仕上がっていると思います。
この紅茶も前述のスプリングと同様、水出し紅茶にすることで花の香りが広がる美しいアイスティが楽しめます。
その名に冠するフラワーブーケを思わせる華々しさでティータイムを彩ってみてはいかがでしょうか?

【一芯二葉webショップ販売ページ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/?pid=158566257】

◆ネパールオータム&ウィンターフラッシュ ヒマラヤンオレンジTGBOP
Himalayan Orange TGBOP

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ヒマラヤンオレンジTGBOPは、伝統的な製法で作られた複数の旬のネパールティを各々グレーディングし、それらをまとめた紅茶。
さっぱりとしながらも、秋冬摘みらしい柔らかな口当たりが魅力。
またベースとなるヒマラヤンオレンジ同様、品種特有の柑橘系の風味を合わせ持ちます。
今シーズンのロットは、ここ数年でも飛び抜けて香り高く、その華やかさに驚かされます
茶葉が細かめになる為、甘味やふくよかさは通常のヒマラヤンオレンジに譲りますが、香りに関しては決して負けていません。
むしろ爽やかな香りに関しては、トップクオリティかと思うほどで、テイスティングの際に驚かされました。
どちらかと言うとストレート向きですが、ライト目のミルクティでもお楽しみいただけます。
ジュンチヤバリ茶園オーナー・ローチャンギャワリ氏のご厚意により、普段使いでも使いやすい超特価で譲っていただきました。
安価ながら旬の味わいを存分の堪能できる、コストパフォーマンス抜群の一押し紅茶です!

【一芯二葉webショップ販売ページ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/?pid=158387728】

◆ネパールオータム&ウィンターフラッシュ ヒマラヤンブラックTGBOP
Himalayan Black TGBOP

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ヒマラヤンブラックTGBOPは、重発酵、重焙煎で作られた複数のヒマラヤンブラックを各々グレーディングし、一番細かな部位をまとめた紅茶。
葉の大きな部位に比べ、却って重厚な味わいに入ります。
また上の画像の様に、芯芽(ティップ)が豊富に入る為、旨味もしっかり備えています。
特徴としては、元々蜜っぽい甘みの強い紅茶にしっかりと焙煎を掛けることで、香ばし甘いビターチョコの様な風味を醸し出します。
ストレートティも甘くて美味しいですし、ミルクティにするとココアの様な味わいが楽しめます。
今回のロットは甘みが強く、また心地よい焙煎の風味が味わいをしっかりと支えてくれており、重厚なストレートティとしても非常に味わい深いです。
もちろんミルクティとしてもその特徴が活きており、ミルクをたっぷり加えてもその味、香りが負けることはありません。
これから暑くなってきますので、水出し紅茶もお勧めです。
ヒマラヤンブラックの良い特徴で、他の多くの紅茶と違い、どれだけ長く水に浸し続けても渋みが出ることはありません
むしろ長く浸せば浸すだけ甘く濃厚になってゆきます
このお茶をお求めの方は、是非一度お試しになってみて下さいませ。

【一芯二葉webショップ販売ページ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/?pid=158474765】

今シーズンも色々なお茶を仕入れましたが、どれも香り豊かなロットになっています。
各々トップクォリティの香り高さですが、特にホワイトとブーケは例年に比べてもなかなか見られない香りを放つ作品です。
スプリングはキャラクタとしては、例年通りの正統派ですが、お茶の持つ甘味、旨味に関しては今回入荷した中で最も充実しています。
特に香りの複雑さに関しては、スプリングがお勧めです。

もうじき2ndフラッシュのサンプルも届き出すと思います。
テイスティングの速報等に関しては、Twitterで行っておりますので、気になる方はそちらをご覧くださいませ。
【一芯二葉Twitteアカウント:@issin_niyo】
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2021年03月05日

ごとう製茶さんの極上和紅茶入荷しました

無農薬、無化学肥料でのお茶作りにこだわり続けるごとう製茶さんが採算度外視で作り上げた手摘み・手揉みの逸品
国産紅茶グランプリ常連受賞者の後藤潤吏さんの作品です。

大分前の写真ですが、後藤製茶さんに伺った時の写真をいくつか。
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様々な品種の茶樹を育てられています。

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今回ご紹介の紅茶は、右の息子さんの作品です。

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手揉み紅茶の実演をして下さいました。

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少量作る場合はホットプレートで。

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乾燥機に入れて荒茶の出来上がり。

では改めまして、今回入荷しました和紅茶3種をご紹介いたします。

◆べにふうき1stフラッシュ
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貴重な一番茶且つウンカの影響を受けた茶葉を贅沢に用い、東方美人茶の様な華蜜の香りを放つ紅茶に仕上げました。
一番茶という事で旨味が非常に強く、とろみを感じる口当たりも魅力。
またそのジューシーな旨味と蜜香が相まって、甘露なハニーキャラクタが楽しめます。
べにふうき特有の花の香りも特徴で、やや軽めの発酵から爽やかに湧き上がってきます。
軽やかな飲み心地で、キラリと輝く様な芳しい香りが立ち上る様は、”可憐””華やか”と言う言葉がぴったり。
べにふうき紅茶は数あれど、これほどの香りを堪能できるのは稀有な体験と言えるでしょう。

【一芯二葉webショップ べにふうき1st販売ページ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/?pid=157554136】

◆べにふうき2ndフラッシュ
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こちらも1stべにふうき同様、ウンカの影響を受けた茶葉を贅沢に用いて製茶されております。
また1stに比べると、より発酵度の高い東方美人茶の様な蜜香を放ちます。
2ndシーズンはウンカの最盛期ということもあり、蜜香の香る紅茶を作るのに適した時期です。
季節的に発酵を促しやすく、1stに比べて飲み応えが力強いのも特徴。
この紅茶もその特徴に漏れず、充実の飲み応えと濃厚な蜜香が堪能できます。
発酵度も高く、べにふうき特有の花の香気と発酵からくる甘い香りが相まって、艶やかな香りがカップから立ち上ります
余韻には重厚感のある蜜香が甘露な風味となって楽しめます。
べにふうき1stフラッシュとはまた違ったキャラクタを持ったべにふうき2ndフラッシュ。
純粋な蜜香の濃密さで言えば、こちらが勝っているでしょう。

【一芯二葉webショップ べにふうき2nd販売ページ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/?pid=157554151】

◆あさつゆ2ndフラッシュ
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日本茶用品種である”あさつゆ””天然玉露”と呼ばれ、甘味旨味に富み、渋みが少ないのが特徴
紅茶に仕上げた本作品も同様で、渋みは感じず、さっぱりとした飲み心地と甘みのバランスに優れています。
発酵度が高く、紅茶らしい甘味ながら余韻には緑茶の様な爽やかな風味も。
2ndシーズンという事で、ほのかにではありますがウンカ芽からくる甘い余韻も楽しめます。
こちらは手摘み手揉みではりませんが、後藤さんのこれまでの経験を活かした確かな技術が集約した作品です。
香り良くクセのない飲み心地で、色々なシチュエーションで楽しめるでしょう。

【一芯二葉webショップ あさつゆ2nd販売ページ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/?pid=157554234】

べにふうきの2本に関しては、価格に倍の違いはありますが、これ程の品質になってくると好みの領域ですね。
上記しましたが、ウンカ芽からくる濃密な蜜香や飲み応え、厚みのある花の香気を楽しむなら2ndをお勧めいたします。
カップから縦に横にと湧き上がってくる可憐で美しい花の香気と、蜂蜜の様な滑らかな口当たりと甘みを楽しみたいなら1stをお勧めいたします。
東方美人で例えるなら、旧製法で作られた伝統的で繊細な美人茶に近い1st、新製法で作られた発酵度が高く濃密な甘みを持った美人茶は2ndが近いでしょう。
あさつゆに関しては、べにふうきに比べると価格が控えめで普段使いの様なイメージを持たれるかもしれませんが、後藤さんの基礎的な紅茶の製茶技術の高さがはっきりと伺える作品です。
まず、日本緑茶用品種で作られた紅茶には、時々籠る様な不要な香りを感じるものが見受けられますが、この作品にはそういった香りは一切ありません。
また”あさつゆ”単一品種で作られたというのも特徴的で、日本で比較的多く作られているであろうやぶきた紅茶と違ったキャラクタを備えています(やぶきたが悪いわけではありません)。
あとは上記しましたが、蜜香と言うにはそこまではっきりとではありませんが、ほのかにウンカ芽を感じる様な甘い余韻が楽しめるのも魅力的
この甘い余韻には、あさつゆ特有の旨味が利いているかもしれません。

今回、一芯二葉がとてもとてもお世話になっている後藤さんの作品がまた取り扱えて、とても嬉しく思っています。
10年、20年前に比べ和紅茶の品質はどんどん上がっていますが、その中でも取り分け高い技術を持った方のお一人ではないでしょうか。
品評会でグランプリを受賞しても、その時の製茶技術に甘んじることなく日々の研究を重ね、より良いお茶を、また新しいお茶を作ろうとされる真摯さがこれだけの作品を作らせるのでしょう。
もしご興味を持たれましたら是非お試しくださいませ。

【喫茶去 一芯二葉webショップ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/】
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2021年02月01日

ネパールウィンターフラッシュ2種入荷しました

 コロナの影響もあり入荷が例年より遅くなりましたが、ネパールはジュンチヤバリ茶園より秋冬シーズンの旬の紅茶が2種類入荷致しました。
【一芯二葉webショップ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/】

ネパールウィンターフラッシュ ジュンチヤバリ茶園
ヒマラヤンロイヤルハンドクラフテッドティップス
Winter Muscatel[HRHT]

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HRHTはジュンチヤバリ茶園の代名詞でもある手揉み紅茶の製法を元とし、新製法で再現、洗練させた紅茶です。
この紅茶の最大の特長は、何と言っても甘く香るマスカテル(マスカットフレーバー)
ダージリン2ndフラッシュの一部に見られる、マスカットに形容されるあの特別な果実香ですね。
このマスカテルは、ウンカという虫の影響を受けた茶葉を製茶することでその香気を引き出すことが出来ます。
虫の影響、と言うとイメージが悪いかもしれませんが、その虫害を逆手にとって、代えがたい香気成分が育まれます
紅茶のマスカテル以外にも、台湾の蜜香紅茶、東方美人などもウンカを利用して生み出されたお茶です。
日本の緑茶にとっては害虫、という事になりますが、紅茶にとってはかけがえのない虫です。
ウンカがいなくなると、もうマスカテルタイプのダージリンや東方美人が飲めなくなってしまいます。
日本の茶畑は主に茶樹の下草を刈って虫が寄り付かなくなるようにしていますが、台湾では下草はそのままにして、敢えて虫が居つき易くしていたりもします
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ジュンチヤバリ茶園に至っては、茶畑の周りはジャングルです笑
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少し横道にそれましたが、更に言うとこの”Winter Muscatel”は、ウンカによる影響が小さくマスカテルの出にくいクローナル種を使用しているにもかかわらず、はっきりと甘いマスカテルを感じます
立ち上る香りには花の様な果物の様な麗しい香りとマスカテルが入り混じり、余韻にはマスカテルがピュアに楽しめます
味わいには秋冬シーズンらしいコクを感じられる深みのある味わい
熟れた果実の様なフルーティな甘味があり、渋みは一切感じさせません。
その飲み心地の柔らかさと得も言われぬ甘露な余韻に、魅了されること請け合いです。
ダージリンの様なマスカテルとジュンチヤバリ茶園特有のフルーティな甘味を存分に楽しめる、今シーズンの最上ロットのひとつになるかとお思います。
【一芯二葉webショップ販売ページ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/?pid=157123015】

ネパールウィンターフラッシュ ジュンチヤバリ茶園
ヒマラヤンロイヤルハンドクラフテッドティップス
Winter Blossom[HRHT]

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こちらは先にご紹介した「HRHT Winter Muscatel」と同じ製茶方法で作られた別ロットになります。
茶葉にお湯を注いだだけで立ち上ってくる艶やかな花の香り
ティーカップに注ぐ頃には、部屋いっぱいに華々しい香りが広がり、身も心も包み込んでくれます。
HRHTは使用する品種的に果実系の香りが豊富なのですが、この”Winter Blossom”に関しては、とても品のある花の香気がキラリと輝く様に湧き上がってきます。
紅茶を飲み干した後には、その美しい香りが喉の奥に吹き抜け、絢爛たる舞踏会を想像させる艶やかな余韻を堪能できます
飲み心地はとても軽やかで、非常に滋味強い味わいに思わず浸ってしまいます。
味わいにはしゅわっとしたほのかなキレがあり、渋みは感じさせず芯のある飲み応えを体現しています。
マスカテルタイプではありませんが、ダージリンの様なキレのある味わいと気高く気品ある香りがお好みの方にお勧めです。
【一芯二葉webショップ販売ページ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/?pid=157155270】

マスカテルの風味とフルーティ且つコクのある”Winter Muscatel”
輝く様な花の香気が華々しい”Winter Blossom”
今シーズンのHRHTも最上のロットがご紹介出来たと自負しております。
厳しい情勢が続いておりますが、ホッとしたい一時に、贅沢なティータイムを楽しみたい時に是非お上がり下さいませ。
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2020年12月18日

一芯二葉いろいろお茶の福袋 店頭販売開始

 年末年始恒例の「いろいろお茶の福袋」ですが、
明日12月19日〜12月26日まで、久しぶりに店頭でも販売いたします。
※年明けの販売は今のところ予定しておりません

一芯二葉”いろいろお茶の福袋”  8640円(税込)
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12月23日(水) 12時30分、webショップにて予約受付致します。
【一芯二葉webショップ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/】

今年の福袋もいろいろな紅茶がランダムで入っており、中身が少しずつ違います(偶然同じ場合もあります)。
おおよそですが、9点ほどの紅茶が入っています。
数量限定の為、年内営業中でも予定数量に達し次第完売になります

◆通販予約販売補足
クリックポスト不可、全てゆうぱっくにて発送いたします。
発送は12月28日以降を予定しております。
日時指定は1月1日以降で承ります。
日時指定がない場合、年内に届く場合があります。
特別価格品の為、送料無料対象外です。
また簡易包装でお送りいたします。
店頭販売分が残った場合は、後日webショップにて追加販売いたします。

ご自宅でお過ごしの時間が増えていると思います。
気分転換やリラックス、リフレッシュのティータイムをお楽しみ下さいませ。
posted by 一芯二葉 at 19:46 | TrackBack(0) | 新茶入荷情報