といった矢先、ここにきてジュンチヤバリ茶園のオータムナルシーズンの
ベストロットが急遽入荷致しました!
◆ハンドロールド・ヒマラヤンティップス J-175
(HRHT:Handrolled Himalayan Tips)
【webショップ販売ページ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/?pid=100214047】
今年頭に入荷したハンドロールド・ヒマラヤンティップス(以下・HRHT)と別ロットです。
昨シーズンは残念ながらGHRHT(ゴールデン・ハンドロールド・ヒマラヤンティップス)という、
ジュンチヤバリ茶園の最高級ロットが作れなかった年なのですが、
そのシーズンにおいてGHRHTに最も近い味わいの紅茶なぜか茶園に手つかずで残っていた様です。
シーズン終了後、オーナーのローチャンが茶園にある秋冬のロットをテイスティングしたところ
驚くほど美味しい紅茶が見つかり『なんだかすごいお茶がある!』と一報をくれました。
そのサンプルが手に入り早速テイスティングしたところ、
マスカットフレーバが優雅に香る美しい紅茶だったのです!
もちろん迷わず買付け、入荷の運びとなりました。
以下、ローチャンよりのこのお茶に対するメッセージです。
"In the winter of 2015 we could not make GHRHT but J175 is the closest tea to GHRHT for the year 2015."
「2015年冬のシーズンにおいて、ジュンチヤバリ茶園ではGHRHTを生産することができませんでしたが、このJ175-2015は今年最もGHRHTに近いお茶です」
このお茶が何故売れずに残っていたのかはまったくの謎です。
”この時期になって熟成し、ようやく香りが開いた”ということもあるかもしれませんが、
良いお茶なら熟成前でも茶殻から非凡な香りを見て取ることが出来ます。
おそらくどこのバイヤーにもたまたまテイスティングサンプルが行っていなかったのではと推察しております。
結果として、一芯二葉的にはラッキーだったのですが(笑)
では、改めましてこのお茶の説明に入ります。
HRHTは旬の上質な茶葉を手摘み手揉みにより製茶した、ジュンチヤバリ茶園が誇るスペシャルティ。
フラワリーで華やかな香気が特徴ですが、今回のロットはウンカの影響を充分に受け、
最高級ダージリンが放つようなマスカットフレーバーを湛えています。
ジュンチヤバリ茶園は主に”クローナル種”という品種を用いて紅茶を作ります。
マスカットフレーバーはこれとは違う”中国種”に主に現れる香りで、
”クローナル種”ではなかなか見受けられません。
それを鑑みて『華やかなマスカットフレーバーを湛えるクローナルティ』がいかに稀少かお分かり頂けると思います。
マニアックな表現をすると『チャイナ(中国種)キャラクターの色濃いクローナルティ』ですね。
味わいは秋摘みらしい甘くまろやかな飲み心地で、すっきりとした中にも滋味を感じます。
一芯二葉の淹れ方では5分ほどの蒸らし時間で香りと味のバランスがちょうど良くなりますが、
茶葉を抜かずに抽出し続けると重厚感とより複雑な香りを堪能できると思います。
長蒸らしにしても渋みが控えめな所も”手揉み紅茶”ならではです。
前回入荷のHRHTも非常に出来が良く、J-175と比べてややライトな飲み心地で、
フラワリーな香りが立ち上る上品な紅茶でした。
今回のロットはマスカットフレーバーが加わるほか、生産時期が後期ということもあり、
オータムキャラクターがもう少し強く、よりまろやかでほっくりとした甘味。
軽やかですっきりとした紅茶が飲みたい時は前ロットのHRHT。
マスカットフレーバーの甘い余韻に浸りたい時は新ロットのHRHTがお勧めです。
店頭の他webショップでも販売中ですので、宜しければ冬の終り、春の訪れるこの季節にご堪能していただければと思います。
◆新茶入荷の他、一部商品をお値引きいたしました。
〇ネパールオータムナル ジュンチヤバリ茶園 HRHT(ハンドロールド・ヒマラヤンティップス)※前ロット
〇ネパールオータムナル ジュンチヤバリ茶園 HRR(ハンドロールド・ヒマラヤンティップス)
〇【手摘み手揉み極上和紅茶】緑茶品種6種ミックス※和紅茶
〇富士山小種(ふじさんすーちょん)
〇月ヶ瀬べにふうき
【一芯二葉webショップトップページ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/】