◆ヒマラヤン・オレンジ
(Himalayan Orange:HOR)
ヒマラヤン・オレンジは伝統的なオーソドックス製法で作られた端正なネパールティ。
それに加え、発酵度の浅い春摘みならではのフレッシュで青々とした爽快な風味が魅力です。
クローナル種で作られる為、柑橘系の風味が出やすいのですが今回のロットは僅かな発酵からくる風味と相まってオレンジ&スウィートの香り。
ちなみに昨年はより発酵度が浅く、パイナップルの香りでした。
ライトな味わいですが僅かに発酵させ、ただ軽いだけでなく紅茶の甘味も力強く感じ、充実の満足感です。
春摘みですが熟成も見込めるタイプですので、秋口を越えた頃の柔らかな甘味も楽しめる、一粒で二度おいしい紅茶。
オーナーのローチャン曰く「今シーズンのヒマラヤン・オレンジで間違いなくNo.1のロット」だそうです。
【一芯二葉webショップ HOR販売ページ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/?pid=131616467】
◆ヒマラヤン・スプリング
(Himalayan Spring:HSP)
一部の例外を除いて、1stシーズンで最も早く作られるのがこのヒマラヤン・スプリング。
初春ならではの可憐な花束を思わせるフラワリーな香気が美しく立ち上ります。
また新芽の芯芽からくるジューシーな旨味はこのシーズンならでは。
発酵度はかなり浅く火入れも控えめ、且つクローナル種使用の為、口当たりは兎に角フルーティ!
茶液を口に含んだ瞬間から艶やかな香気が吹き抜けます。
余韻にはレモンやハーバルな風味も楽しめます。
”たおやめぶり”という言葉がぴったりの、女性的で繊細優美なお姫様の様な紅茶です。
【一芯二葉webショップ HSP販売ページ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/?pid=131620645】
◆ヒマラヤン・インペリアルブラック
(Himalayan Imperial Black)
春夏秋と3シーズンで作られるインペリアルブラック(以下HIB)ですが、昨年あたりから生産量が減ってしまい、レアな紅茶になってしまいました。
本ロットは5月24日現在僅か2ロットだけ作られた内の1本。
ちなみにもう一本はヨーロッパに旅だったそうです。
HIBは、とろりとした蜜の様な味わいの茶葉に強い焙煎を施すことでナチュラルにビターチョコの様な風味を持たせた、数あるジュンチヤバリ茶園の紅茶の中でも特別な作品。
1stシーズンのHIBは、他の1st同様初春ならではの旨味が非常に強くとにかくジューシー。
その旨みと蜜の風味、ビターチョコの風味が相まってまるでブランデーの様なとろみとコクのある甘味が堪能できます。
ストレートティも他シーズンのHIBに比べより繊細で、余韻の香りの強さや伸びが抜群。
もちろんその香ばし甘い風味を生かしたミルクティも格別で、魅惑的な味わいに心満たされることでしょう。
昨シーズンのHIBは間違いなくここ数年でもトップクォリティでしたが、今シーズンも同クォリティのものが手に入り満足しております。
ちなみに2ndシーズンのHIBは軽やかな風味で、オータムシーズンは最もボディの強いHIBが作られます。【一芯二葉webショップ HIB販売ページ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/?pid=131621088】
◆ヒマラヤン・ホワイト
(Himalayan White)[白茶]
まず『白茶』とは、中国でも極僅かな生産量で、茶の新芽のみで作られる特別なお茶。
摘んだ茶葉を少し静置して水分を抜きつつ香りを引き出し、乾燥させるという非常にシンプルな作り。
その為、ベースの茶葉の品質がダイレクトに味、香りに反映されます。
そんな『白茶』をネパールで作ったのがこのヒマラヤン・ホワイト(以下HW)。
HSPの説明で少し書きましたが、このHWがその年の一番初めの新芽で作られる例外的なお茶です。
中国の白茶同様、芯芽のみで作られる稀少なお茶で、柔らかな甘みと繊細な旨味が楽しめます。
ティーポットで淹れるのも美味しいですが、蓋碗や耐熱のグラスで淹れて上澄みの繊細な風味を啜り飲むのも美味です。
ガラスの器で淹れれば、その茶葉の美しさも堪能できます。

緑茶の様に低温で淹れるのが基本ですが、少量の熱湯をさっと注ぎ、速やかに低温のお湯を注ぐことでキレのある爽快な香りを引き出しつつも、優雅な甘味が引き出せます。
煎も利くお茶なので、差し湯しながらお茶と向かい合い楽しんでいただければと思います。
【一芯二葉webショップ HW販売ページ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/?pid=131622702】
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