2017年09月16日

新茶ネパールティ テイスティングレポート

 先日ご案内致しましたジュンチヤバリ茶園の新茶のテイスティングレポートです。

◆late1stフラッシュ ヒマラヤン・ロイヤルルビー
170911_late1st_HRR (1)_01.JPG
170911_late1st_HRR (2)_01.JPG
ジュンチヤバリ茶園のお茶の中でも、
極めて稀少で極めて特殊なコンセプトで作られるヒマラヤン・ロイヤルルビー(以下HRR)。
複数の他国の品種を使って作る紅茶として2013年に試作され、
ネパールのクローナル種、日本のやぶきた種、台湾の四季春種をミックスした、
味香り共に単一品種では出し得ない興味深い紅茶でした。
その紅茶も年々洗練され、現在では複数の台湾品種と日本品種のみで作られるようになりました。
ただどの品種も茶樹がまだ少なく、ロットによりその配合が異なります。
本ロットは日本品種からくる爽快さを程よく保ちながらも、台湾品種特有の花の様な艶やかな甘い香りも両立させています。
昨年入荷したオータムナルのHRRに比べ、芳醇でありながらも軽やかな飲み心地も魅力的です。
生産量僅かな為少々値段は張りますが、この紅茶を持ってしか味わえない特別な甘味、滋味、香りが楽しめます。
普通の紅茶では物足りなくなってしまったお客様ぜひお楽しみ下さいませ。
【webショップ販売ページ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/?pid=121231286】

◆late1stフラッシュ ヒマラヤン・シーバ
170911_late1st_HSH (1)_01.JPG
170911_late1st_HSH (2)_01.JPG
ヒマラヤン・シーバは、宮崎県椎葉村を原産とする在来種で作られたネパール産釜炒り緑茶です。
この在来種のチャノキはふたりの日本人、島田氏、故・椎葉氏によってジュンチヤバリ茶園にもたらされました。
ジュンチヤバリ茶園オーナー・ローチャン=ギャワリ氏の古くからの友人である島田氏が橋渡しとなり、椎葉氏の故郷である椎葉村の山々よりチャノキが2004年、2007年に茶園へ渡ったとのことです。
お二方の尽力に敬意を払い、同茶園ではこのチャノキを『シイバ・ヤマチャ』と呼んでいます。

島田氏、椎葉氏はこの『シイバ・ヤマチャ』で美味しいお茶が作られることを願い、ローチャン氏はこのチャノキで作る美味しいお茶を両氏に飲んでもらうことを願いました。
しかし残念なことに椎葉氏はそのお茶の完成を見ることなく他界されてしまいました。
深い悲しみにあったローチャン氏ですが、2015年に極僅かながら漸くお茶を作り上げ、そのお茶を『ヒマラヤン・シーバ』と名づけました。
そして2017年の今でもこのお茶を持ってネパールと日本、ジュンチヤバリ茶園と椎葉村を繋ぐ絆として大切に作られています。

上に記しました2015年産の『ヒマラヤン・シーバ』ですが、こういった経緯と想いがあり、出来上がったお茶をただビジネスとして扱うことをしたくなかったローチャン氏が、その想いと共にお茶をお客様の元へと渡してくれる人にと考え、その全量を私たち一芯二葉に譲って下さいました。
この時のお茶は、お茶会を開きその想いを伝えると共にお客様に楽しんでいただきました。

それから2年、少しずつ茶樹が増え、生産量も多くなってきましたが、まだまだ大量に作ることに出来ないお茶です。
本ロットは味わいにも洗練を重ね、ネパール産でありながら確かに釜炒り緑茶としての味わいを生み出しています。
優しい甘味と健やかさを感じる心地よい青い風味、余韻にじわりと舌を楽しませる滋味に満ちています
淹れる温度や時間で色々な表情を見せるこのヒマラヤン・シーバ。
時には中国緑茶の様に、啜り飲みで繊細な風味を楽しむのもお勧めです。
初めの一口はお茶菓子は忘れ、お茶のみと向き合って楽しんでみてはいかがでしょうか。
【webショップ販売ページ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/?pid=121231919】

◆2ndフラッシュ ハンドロールド・ヒマラヤンティップス
170911_5_HRHT (1)_01.JPG
170911_5_HRHT (2)_01.JPG
数あるジュンチヤバリ茶園のお茶の中でも恐らく一番の有名どころである、
ハンドロールドヒマラヤンティップス(以下HRHT)。
同茶園が誇る手摘み手揉み紅茶です。
と言っても、今回入荷したロットは通常ロットとは違う種から育てた茶樹で作る”実生”のHRHT
茶畑の面積が非常に小さく、毎シーズン極少量しか作られない実生の紅茶で、
フラワリーな香りが主な通常のHRHTとは違い、
更に果実香&果実味が極めて強く感じ取れます
昨年夏も入荷したのですが、上記の特長はそのままに更に華やかな香りに溢れ、また飲後に湧き上がってくる芳醇な余韻に魅了されます。
フルーティなだけでない複雑な香気成分に満ちており、ここ数年の夏摘みの中で間違いなくNo.1の出来栄え
HRHTは秋のまろやかなタイプや、冬のシナモンの様な特別な冬固有の香りの物が人気ですが、それらとも違う夏ならではの軽やかで美しい香りを堪能できます。
個人的な好みではありますが、今まで飲んだHRHTでも1,2を争う作品かと思っております。
【webショップ販売ページ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/?pid=121232617】

◆2ndフラッシュ ヒマラヤン・シルラ
170911_5_HSL (1)_01.JPG
170911_5_HSL (2)_01.JPG
170911_5_HSL (3)_01.JPG
2015年夏に傑作のヒマラヤン・シルラが作られ、いまでも同茶園では話題に上がるそうです。
今夏その傑作シルラを再現すべく試行錯誤して作られたシルラのうちの1ロット。
浅めの発酵の茶葉と発酵強めの茶葉が入り混じり、その中に輝く美しいシルバーティップからは気品が感じられます。
紅茶でありながら中国の単ソウ茶(烏龍茶)を思わせる芳しい果実の香気に溢れる逸品。
すっきりとしたフルーティな味わいの中に、水蜜桃と黄桃を合わせた様な甘露な甘味を感じさせます。
ジュンチヤバリの紅茶はもう10年以上も色々と飲んでいますが、桃系の香りをこれだけ強く感じるのはシルラだけ。
お茶菓子を合わせるならあんこやみたらし、蜜まめ等の和菓子がお勧めで、
洋菓子なら甘すぎないゼリー系が相性が良さそうです。
リラックスしたいティータイムにどうぞお上がり下さいませ。
【webショップ販売ページ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/?pid=122393728】

◆2ndフラッシュ ヒマラヤン・ブーケ
170911_5_HBO (1)_01.JPG
170911_5_HBO (2)_01.JPG
170911_5_HBO (3)_01.JPG
柔らかく揉捻されたふわりとした美しい茶葉から台湾烏龍茶の様な芳しい萎凋香が立ち上る逸品。
比較的さっぱりとした飲み口ですが、その甘味は濃厚。
旬の時期ならではのジューシーな旨味もあり、飲み応えは抜群です。
最大の魅力はその香り。
茶葉から品の良いスズラン系の香りを引き出す丁寧な萎凋を施し、艶やかで優雅な芳香。
まさしくその名に冠する”ブーケ(花束)”を体現する可憐な香り
例年よりも焙煎を抑え気味にし、フルーティさはそのままにほのかにまろやかで、瑞々しい甘味でいっぱいです。
昨年秋に入荷したヒマラヤンブーケを「ここ数年の中で一番のクォリティ!」と言い放ちましたが、それを凌駕するほどの美しい香気に完全に魅了されました。
豊作の夏摘みにあって、今季屈指の出来栄えです!
【webショップ販売ページ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/?pid=122394195】

◆2ndフラッシュ ヒマラヤン・オレンジ
170911_5_HOR (1)_01.JPG
170911_5_HOR (2)_01.JPG
伝統的な製茶法で作られる端正なネパールティ。
1ロットの量が他のお茶に比べ非常に大きく、そのシーズンの出来がダイレクトに味わいに現れる、ある意味ジュンチヤバリ茶園を体現する紅茶です。
品種特有のオレンジを思わせる柔らかな柑橘の風味が余韻を楽しませてくれます。
夏摘みは秋に比べライトな飲み心地の為、やや物足りなく感じることが多いのですが、本ロットは中国種で作られる上質なダージリンが持つ”シュワっと”する味わいを持ち、軽やかながら飲み応え充実。
香りも上記した柑橘の風味だけでなく、芳醇なフラワリーな香りも感じさせる複雑な香気。
2ndのヒマラヤン・オレンジでここまでの香気成分を感じさせるロットはちょっと思い出せません
他のお茶に比べると半額近い値段ですが、その味、香りは決して劣っていません。
旬の紅茶ならではの味わいを堪能ください。
【webショップ販売ページ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/?pid=121232336】

◆2ndフラッシュ ヒマラヤン・ブラック
170911_5_HB (1)_01.JPG
170911_5_HB (3)_01.JPG
同茶園のヒマラヤン・インペリアルブラックのグレード(茶葉サイズ)違いがこのヒマラヤンブラック。
簡単に言うと、茶葉の大きさを揃えるために篩い分けした真ん中の茶葉。
じゃあ上の茶葉より質が落ちるかというと、決してそうでもありません。
茶葉の画像でも見て取れますが、篩い分けすることでゴールデンティップが豊富に入ります
このゴールデンティップがお茶に旨味と上質な風味をもたらしてくれます
『グレード』という単語でよく誤解されるのですが、
あくまで茶葉のサイズの事なので大きい小さいはあっても、クォリティの良し悪しではありません。
インペリアルブラックの方が茶葉サイズが大きくよりまろやかで繊細な味わいがあります。
対して中サイズのブラックの方がより重厚感があり甘く、飲み応えも抜群
上記した様にゴールデンティップが山ほど入っているので、芳醇な風味も楽しめます。

前置きが長かったですが、その最大の特徴はビターチョコと花蜜の様な風味!
元々蜜の様な甘味を持っており、そこに強い焙煎香を乗せることでビターチョコの様な特別な風味を醸し出しています。
本ロットに関しては、どことなくラズベリーを思わせるすっきりとしたニュアンスも感じられ、重厚なタイプですがさらりとストレートティでも美味。
もちろんミルクとのと相性抜群で、その香ばしさと相まってココアの様な雰囲気に。
少しずつ秋の風を感じ始めたこの時期、香ばし甘いこのブラックはいかがでしょうか?
【webショップ販売ページ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/?pid=122394944】

◆上記7種のセットも販売中です。
【15%OFF&送料無料】
新茶ネパールティ ジュンチヤバリ茶園7種セット

IMG_8901ed.jpg
【webショップ販売ページ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/?pid=122402567】
posted by 一芯二葉 at 00:41 | TrackBack(0) | 新茶入荷情報
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/181010848

この記事へのトラックバック