2021年08月30日

ネパール2ndフラッシュ 4種入荷しました

 ジュンチヤバリ茶園から届きました、新入荷のネパール2ndフラッシュのご案内です。
【一芯二葉webショップ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/】

◆ネパール2ndフラッシュ ジュンチヤバリ茶園
ヒマラヤンロイヤルハンドクラフテッドティップス
Himalayan Royale Handcrafted Tips[HRHT]

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HRHTはジュンチヤバリ茶園の代名詞でもある手揉み紅茶の製法を元とし、新製法で再現、洗練させた紅茶です。
HRHTは、春夏秋冬すべてのシーズンで作られる銘柄ですが、この夏摘みロットはフルーティで軽やかな飲み心地、アロマ感の強い華やかな香りが魅力。
秋冬のコクの強いHRHTは、マイルドでボディが強い反面飲む時の気分によってはやや重く感じることもありますが、夏摘みは強めに入れてもどしっとした重たさは出ず、すっきりライトに飲める良さがあります。
またその軽やかさとふわりと立ち上る花の香りに相性が良く、より華やかさが引き立ちます
本ロットもカップには旬のHRHTならではの芳しい花の様な香気成分で満ち溢れ、幾重にも重なった複雑な香りが堪能できます
またクローナル種で作られるこの紅茶は、花の香りに加え瑞々しい果実香と果実味とも相まって、高貴な印象と気品が漂う艶やかな作品に仕上がっています。
ジュンチヤバリ茶園では、他国から取り入れた様々な製茶技術を独自に昇華し、数多くの銘柄のお茶を作っています。
その中でも一部の稀少ロットを除き最高品質に位置するのがこのHRHT。
その味わいと香りは、”これぞジュンチヤバリ”と思える王道を行く逸品です。

【一芯二葉webショップ販売ページ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/?pid=162932953】

◆ネパール2ndフラッシュ ジュンチヤバリ茶園
ヒマラヤンブーケ
Himalayan Bouquet【HBO】

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ヒマラヤン・ブーケは芳しい花の萎凋香を携えた、フラワリーな香気で満ち溢れる逸品。
やや浅めの発酵を施したすっきりとした飲み心地で、果実味に富んだフルーティな味わいが魅力の可憐なお姫様の様な紅茶です。
HRHTやHSP(ヒマラヤンスプリング)等、他にも花の様な香りを放つ銘柄はありますが、上記した浅めの発酵や萎凋(葉を萎れさせつつ香気成分を引き出す工程)具合により、特に花束の様な鮮やかな香りが広がってゆくのがこのHBOだと思います。
また乾燥のタイミングで焙煎を掛けることにより、甘味とふくよかさを強める部分も特徴的。
焙煎と言ってもほうじ茶の様な露骨さはなく、”ほんのり香ばしい風味”程度に留まっています。
個人的には香りに関してよりも、お茶の甘味が強まり、その華やかな香りと相まって余韻を強め印象的にしてくれる所が魅力的ですね。
この”焙煎”の部分をどう引き出すかでこの紅茶の楽しみ方が変わってきます。
基本的に紅茶は100℃の熱湯で淹れることがお勧めですが、このヒマラヤン・ブーケに関しては、少し温度を落とした熱湯で淹れることで違った表情を見せてくれます。
例えば100℃では甘味が強くキレのある飲み心地で、重厚感のある花の香りと焙煎の香りが楽しめ、95℃では焙煎香は控えめになり、ふわりと広がる花の香りが甘く香るフルーティな紅茶に入ります。
そしてもう一つのお勧めとして、”水出し抽出”があります。
水出しすることで焙煎の風味は一切なくなり、その美しい花の香りだけが抽出されます
また味に関しても渋みや香ばしさが無くなり、一切の曇りの無いフルーティな味わいになります。
よく「高価な紅茶だから水出しするのは勿体ない」と言われることがありますが、熱湯で淹れるのとキャラクタが変わるだけでどちらが上という事はありません。
むしろ高価な紅茶だからこそ水出しにした時に、驚くような入り方をします。
このHBOは特に水出し抽出でも魅力を発揮する紅茶で、その際立つ香りを是非楽しんでいただけたらと思います。
きっとその名に冠するフラワーブーケを思わせる華々しさでティータイムを彩ってくれるでしょう。

【一芯二葉webショップ販売ページ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/?pid=162937945】

◆ネパール2ndフラッシュ ジュンチヤバリ茶園
ヒマラヤンロイヤルルビー
Himalayan Royale Ruby[HRR]

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ヒマラヤンロイヤルルビーは、台湾品種と日本品種を使用したジュンチヤバリ茶園独自の世界的にも珍しいネパールティ。
両国の特長を併せ持った稀有な作品で、日本品種からはほのかに青い風味を感じる爽やかさと、台湾品種からは烏龍茶の様な艶やかな口当たりと優しく甘い花の香りが堪能できます。
この紅茶が生まれたのは、2013年のこと。
当時は今以上に台湾品種、日本品種の育った茶樹がないこともありほんの数百グラムという超々ミニマムロット
この年にローチャンをお招きして一芯二葉でお茶会を開いたのですが、その際特別に数十グラムだけサンプルとしてお持ち下さいました。
当時のHRRは近年のHRRとキャラクタがやや異なり、重発酵且つやや強めの焙煎を施した紅茶で、飲み応えの強い重厚な飲み口と厚みのある甘い花の香りの紅茶でした。
その後様々な試行錯誤を経て、よりフルーティで艶のある紅茶へと昇華してゆきました。
2021年現在でもより良い紅茶にすべく使用品種や製茶方法など研究を重ねており、ロットごとのキャラクタの違いも面白い銘柄です。
本ロットについてですが、両品種ともに渋みがなく艶のあるフル―ティな飲み口
この辺りは台湾の製茶方法である”茶葉に傷を付けない揉捻”が利いています。
発酵度は中程度で、春摘みの様な明確な青味はありませんが、緑茶用に品種改良された日本品種特有の青い”風味”がほのかにあり、軽やか且つ爽やか
また台湾品種からは、余韻に烏龍茶が放つような甘い香りとどことなくチョコっぽさのある香りがスーッと伸びやかに広がってゆきます。
ロイヤルルビーが産みだされて7年の月日が経ちますが、今でも生産量が極めて少なく、この作品もフルロットで1kgのみで、今回はその全量を譲っていただきました。
どうしても高価なお茶になってしまうのですが、その特別な味わいをご堪能いただけますと幸甚です。

【一芯二葉webショップ販売ページ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/?pid=162941389】

◆ネパール2ndフラッシュ ジュンチヤバリ茶園
ヒマラヤンインペリアルブラック
Himalayan Imperial Black[HIB]

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インペリアルブラック(HIB)は、台湾は花蓮縣の蜜香紅茶を元にして作り始めた紅茶
作られ始めた頃はやや粗さを感じる紅茶でしたが、だんだんと洗練され途中には元である蜜香紅茶と見紛う様な作品になり、そこからジュンチヤバリ茶園独自の物へと更に研究を続けます。
そして近年のHIBは、とろりとした蜜の様な味わいの茶葉に強い焙煎を施し、花の様な香りだけでなく、ビターチョコの様な風味を持たせる様になりました。
元々は秋シーズンだけ作られていた銘柄なのですが、数年前より春や夏にも作られるようになり、各々の季節らしいキャラクタを持った紅茶になっています。
春は旨味が強く、秋はコクが強く、そして今回入荷した夏摘みはHRHTなどと同じく軽やかでアロマ感に秀でています。
本ロットは比較的焙煎は控えめで、心地よい香ばしさはあるもののほろ苦さは少なく、柔らかなコクと瑞々しい甘味が相まって非常にマイルドな味わい
ほのかにベリー系のキャラクタも備えており、蜜っぽい甘味とチョコ感と混ざり合うことでブランデーの様な滑らかで芳醇な風味を思わせます。
飲み応えの強さ、甘味、コクからミルクティ向けとしご紹介することも多い銘柄ですが、夏摘みはそのアロマ感を楽しんで貰いたく、特にストレートでもお勧めしたい逸品に仕上がっております。
ケーキ等の洋菓子はもちろん、意外とあんこ系のお菓子と合わせても面白いでしょう。
もちろん重厚なボディはミルクティも格別で、アッサムやルフナとも違った魅惑的な味わいに心満たされるでしょう。

【一芯二葉webショップ販売ページ:http://issin-niyo.shop-pro.jp/?pid=162939430】
posted by 一芯二葉 at 17:50 | TrackBack(0) | 新茶入荷情報